1970年代 / 全39話

いじわるばあさん(第1作)

『いじわるばあさん(第1作)』は、1970年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はナック。主放送局・系列はYTV。放送期間は1970年10月3日 - 1971年8月18日。話数は全39話です。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

長谷川町子原作の四コマ漫画をもとに、意地悪好きでいたずらの達人であるおばあさんが、家族や近所の人々を相手に騒動を起こす短編アニメ。本人は相手を困らせることを楽しみ、善意の忠告や世間の常識を逆手に取って、嫁や孫、町内の人々へ思いがけない仕返しをする。周囲は迷惑がりながらも、彼女の行動に振り回されることで隠していた本音や欲を露呈させる。最後にはおばあさん自身が一枚上手の相手に驚かされたり、いたずらが思わぬ結果を招いたりして、立場が逆転する。日常の小さな不満を大胆な笑いへ変えるコメディーである。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は「サンデー毎日」に連載された長谷川町子の人気作品で、いわゆる良いおばあさん像を反転させた主人公が特徴である。おばあさんの意地悪は陰湿な犯罪というより、相手の油断や建前を突くいたずらとして描かれ、短い話の中で因果応報まで展開する。家族、近所、商店、学校など身近な場所が舞台になるため、視聴者が経験したことのある小さな不公平や嫁姑の緊張が笑いの種になる。彼女は高齢者だから守られる存在ではなく、知恵と口の達者さで若い世代を翻弄する。現代の感覚では行き過ぎに見える行動もあるが、当時の社会常識をからかう風刺として見ると作品の狙いが分かりやすい。

視聴者の感想・考察まとめ

おばあさんは意地悪をすることで、年齢を理由に無力な存在へ押し込められることを拒んでいるように見える。家族や近所の人が当然だと思う役割をわざと壊し、誰が家事や世話を担うのか、誰の意見が尊重されるのかを浮かび上がらせる。もちろん相手を傷つけるいたずらは正当化されないが、彼女だけを悪者にすると、先に存在した抑圧や失礼さが見えなくなる。笑いの中で善人と悪人の位置が何度も入れ替わるため、視聴者は自分がどちらの立場に共感しているかを試される。長谷川町子作品らしく、家族の日常を題材にしながら、礼儀や常識を絶対視する社会への小さな反抗として読める。

読み方・略称・英題

いじわるばあさん 第1作

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