2010年代 後半 / 全26話

かくりよの宿飯 (第1期)

『かくりよの宿飯 (第1期)』は、2010年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はGONZO。主放送局・系列はTOKYO MX、AT-X、BSフジほか。放送期間は2018年4月2日 - 9月24日。話数は全26話です。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

津場木葵は、祖父から受け継いだ「あやかしを見る力」を持つ大学生です。ある日、隠世の大旦那に連れ去られ、亡き祖父の借金の代わりに嫁になるよう求められます。葵は結婚を受け入れず、天神屋という宿で働きながら借金を返す道を選びます。料理が得意な葵は、あやかしたちへ人間の料理を提供し、天神屋の従業員や客と関係を作っていきます。宿に訪れる妖怪たちの悩みや争いに関わるうち、祖父が隠していた過去と、大旦那が葵を妻に望む理由も明らかになっていきます。

豆知識・雑学・よくある質問

隠世は、人間の世界とは別にあやかしたちが暮らす異世界で、天神屋はさまざまな種族や身分の客を受け入れる宿です。料理は単なる食事ではなく、相手の記憶や故郷、体質、禁忌を理解するためのコミュニケーションになります。人間の食材があやかしにとって危険な場合もあり、葵は味や見た目だけでなく、相手の暮らしを考えて献立を変えます。旅館の仲居、板前、番頭、客という役割が、妖怪社会の階級や職業を表す仕掛けになります。和風の妖怪、温泉、祭り、山の神といった要素を、宿の仕事と食文化へ結び付け、異世界で働く女性の物語として描いている点が特徴です。

視聴者の感想・考察まとめ

葵は祖父が残した借金や、大旦那からの求婚によって、最初から自分の人生を選べない状況に置かれます。それでも結婚で問題を解決するのではなく、自分の料理と働く力で居場所を作ろうとします。天神屋の従業員たちも、葵を人間だからと警戒したり、逆に利用しようとしたりしますが、毎日の仕事を通して信頼が生まれます。料理は相手を懐柔する魔法ではなく、相手の事情を知り、同じ卓を囲める関係を作る手段です。大旦那の優しさにも、葵を自分のものにしたい支配欲が混ざっているため、葵が自分の意思で残るかどうかが重要です。異世界の恋愛と料理の物語を通じて、居場所は与えられるものではなく、自分の働きと選択で築くものだと描いています。

読み方・略称・英題

かくりよの宿飯 第1期、かくりよのやどめし

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