1950年代-1960年代 / 全26話

どろろ(第1作)

『どろろ(第1作)』は、1950年代-1960年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社は虫プロダクション。主放送局・系列はCX。放送期間は1969年4月6日 - 9月28日。話数は全26話です。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

戦国時代、武将・醍醐景光は天下を得るため、魔神たちへ生まれたばかりの息子百鬼丸の身体を差し出す。百鬼丸は手足、目、声などを奪われて捨てられるが、医師寿海に救われ、義手や義足を与えられて成長する。彼は自分の身体を奪った魔神を倒す旅に出て、盗賊の少年どろろと出会う。二人は各地の戦乱や飢え、領主の圧政を目にしながら、百鬼丸が魔神を一体倒すたびに失った身体の一部を取り戻す。百鬼丸の父は国を豊かにするために犠牲を正当化し、母は息子への罪悪感を抱える。旅は復讐と身体の回復だけでなく、人間が幸福のために他者を犠牲にしてよいのかを問うものになる。

豆知識・雑学・よくある質問

百鬼丸の身体が魔神に分け与えられた設定は、戦国の権力者が民や家族を道具として扱うことの比喩になっている。寿海は失われた身体を人工の部品で補い、医療と人間の尊厳を象徴する。どろろは幼い盗賊だが、戦乱で家族や財産を失った民衆の視点を担い、百鬼丸の旅を現実の生活へつなぐ。魔神は単純な怪物ではなく、土地の繁栄や領主の欲望と契約しているため、倒すことが村の飢えや戦争を悪化させる場合もある。百鬼丸が身体を取り戻すほど、父の国の豊かさが崩れるという構造が、個人の幸福と国家の利益の衝突を明確にする。

視聴者の感想・考察まとめ

百鬼丸は自分の身体を取り戻す権利があるが、魔神を倒した後に何が起きるかをすべて理解しているわけではない。そのため、正義の復讐として始まった旅が、他人の暮らしを壊す可能性を含む苦しい選択へ変わる。どろろは百鬼丸の目や声の代わりになるだけでなく、彼が人間の感情を学ぶための友だちとして重要。戦闘の激しさと、戦争で傷つく民の描写が重く、子ども向けの冒険に見えても大人向けの倫理的な問いが深い。失ったものを取り戻すことが必ずしも過去へ戻ることではなく、自分の人生を自分で選ぶことだと描く、手塚作品らしい悲劇と希望の物語。

読み方・略称・英題

どろろ(第1作) / どろろ / Dororo

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