2020年代 前半 / 全10話

サイバーパンク:エッジランナーズ

『サイバーパンク:エッジランナーズ』は、CD Projekt REDのゲーム『サイバーパンク2077』の前日譚として2022年9月13日にNetflixで全世界配信されたWebアニメ作品です。アニメーション制作はTRIGGER、監督は今石洋之、キャラクターデザインは吉成曜、音楽は山岡晃。舞台はゲームと同じディストピア都市ナイト・シティで、貧困から成り上がろうとする少年デイビッドと、ネットランナーの少女ルーシーを中心に描かれる全10話のシリーズです。

あらすじ・ネタバレ

巨大企業が支配する都市ナイトシティで、貧しい少年デイビッド・マルティネスは、母の死と学校での孤立をきっかけに、身体へ違法なサイバーウェアを埋め込む。彼は凄腕ネットランナーのルーシーや傭兵メインの仲間たちと出会い、強盗や潜入を請け負うエッジランナーとして危険な仕事へ身を投じる。サイバーウェアによって戦闘能力を高めるほど、身体と精神への負荷は増し、企業の兵器開発や都市の貧富の差に巻き込まれていく。自由な人生を夢見るデイビッドと、月へ行くことを望むルーシーの関係を軸に、欲望、搾取、愛、破滅を鮮烈な映像で描くSFアニメである。

豆知識・雑学・よくある質問

原作ゲーム『サイバーパンク2077』と同じナイトシティを舞台にするが、デイビッドたちはゲームの主人公とは異なる人物で、独立した物語を描く。サイバーウェアは身体機能を強化する一方、過剰に装着すれば精神が壊れるサイバーサイコシスの危険がある。エッジランナーは、法律の外側で危険な仕事を請け負う傭兵や技術者を指す。よくある質問としてゲームをプレイしていなくても見られるかがあるが、作品単独で人物の悲劇と都市の仕組みは理解できる。ただし、暴力、性的表現、薬物、身体損壊など非常に刺激の強い描写があり、成人向けの作品。ネオンの色彩や激しい音楽は、都市の華やかさと人間の消耗を同時に表現している。

視聴者の感想・考察まとめ

ナイトシティでは、身体を改造すればするほど自由に近づけるように見えるが、実際には企業や依頼人のために身体を消費することになる。デイビッドは家族を失い、仲間を守りたいという願いから強くなろうとするが、強さが増すほど自分の限界を見えなくする。ルーシーの月への夢は、都市から逃げたいという希望である一方、誰かと共有しなければ孤独な逃避にもなる。メインたちは家族のような仲間を作るが、貧困と契約の構造から完全には抜けられない。サイバーパンクの『人間らしさ』は、機械を使わないことではなく、他者を目的のための部品にしないこと。夢をかなえるために自分を壊す社会への抵抗は、成功することより、誰かの記憶に残る生き方を選ぶことにあると考察できる。

読み方・略称・英題

サイバーパンク エッジランナーズ/Cyberpunk: Edgerunners

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