2010年代 後半 / 全12話

ヒナまつり

『ヒナまつり』は、2010年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はfeel.。主放送局・系列はAT-X、TOKYO MX、KBS京都ほか。放送期間は2018年4月6日 - 6月22日。話数は全12話です。

あらすじ・ネタバレ

芦川組の若きヤクザ・新田義史の部屋に、超能力を持つ少女ヒナが突然現れる。ヒナは未来から来たような力を持ち、念動力で物を動かせるが、生活能力は低く、面倒を見る新田に家事や学校生活を任せる。新田はヒナを追い出そうとするものの、組の仕事やヒナの騒動に巻き込まれるうち、父親のような立場になっていく。別の超能力少女アンズは、無人島のような環境から放り出され、商店街の人々に助けられながら働くことで、ヒナとは異なる成長を見せる。マオも孤独な旅を続け、三人の少女と周囲の大人たちは、超能力よりも食事、仕事、居場所をめぐる問題に悩む。

豆知識・雑学・よくある質問

ヒナたちは超能力を持つため本来は特別な存在だが、物語で重要になるのは能力の強さより、能力を使わない生活の経験。ヒナは念動力で物を動かせても、料理や片付け、他人への感謝は苦手で、新田との共同生活が社会性を育てる。アンズは超能力を失ったような環境で、働く、食べる、助け合うという当たり前の行動を一から覚える。新田はヤクザという危険な職業にいるが、ヒナのために学校や保護者の役割を引き受け、社会的な立場と家庭での情の落差が笑いになる。超能力少女を未来の兵器として扱うのではなく、未熟な子どもとして日常へ置いたことが、独特の人情コメディを生んでいる。

視聴者の感想・考察まとめ

ギャグはかなり荒唐無稽だが、笑いの後に、誰かに食事を与えられること、働いて認められること、帰る場所があることの重みが残る。特にアンズのエピソードは、最初は社会から孤立していた少女が、商店街の人々との関係を通して他者を思いやるようになる過程が温かい。ヒナはわがままで無責任に見えるが、新田との暮らしを失いたくないという感情を少しずつ理解する。新田も迷惑をかけられながら、保護する側として成長していく。超能力バトルを期待すると肩透かしだが、異常な設定を使って、ごく普通の生活が人を育てることを描く作品として非常に味わい深い。

読み方・略称・英題

ヒナまつり / ひなまつり

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