2020年代 前半 / 全12話

僕らの雨いろプロトコル

『僕らの雨いろプロトコル』は、2020年代 前半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はQuad。主放送局・系列はEX。放送期間は2023年10月8日 - 12月24日。話数は全12話です。

あらすじ・ネタバレ

過去の事故によって弟を失い、ゲームから離れていた高校生の時野谷瞬は、家族で経営するゲーミングホテルの経営危機を知る。かつてオンラインゲーム「エクスカリバー」で仲間とチームを組んでいた瞬は、ホテルを救うため再びゲームの世界へ戻ることになる。幼なじみの三枝悠宇や妹の望、旧チームの仲間たちと再会し、仮想空間では「瞬」として戦いながら、現実では事故の記憶と家族のすれ違いに向き合う。eスポーツ大会で勝ち上がるには個人の技術だけでなく、仲間への信頼と連携が必要になる。ゲーム内の勝敗が現実の生活を動かし、現実の痛みがプレイにも影を落とす青春群像劇である。

豆知識・雑学・よくある質問

作品タイトルの「雨いろ」は、事故の記憶や沈んだ気分だけでなく、雨上がりに色が変わるような再生の可能性も連想させる。瞬たちが遊ぶゲームでは、プレイヤー名やアバターが現実の身分を覆い隠すため、普段は言えない本音や過去の関係が別の形で表れる。オープニング曲についても、公式サイトではゲーム内の自分と本当の自分、仮面を被った主人公たちの揺れ動きがテーマとして語られている。ゲーミングホテルは舞台装置であると同時に、家族の仕事とeスポーツ文化が交差する場所。勝負の緊張感だけでなく、チーム名や役割分担、配信を見守る観客など、競技としてのゲームを支える人々も描かれる。

視聴者の感想・考察まとめ

本作ではゲームが現実逃避の場所であると同時に、現実へ戻るための練習場所にもなっている。瞬は弟の死をきっかけに、ゲームを続けること自体を罪のように感じていた。しかし仲間とプレイを重ねることで、過去を忘れるのではなく、失った相手との思い出を抱えたまま先へ進む道を探す。仮想空間で強いプレイヤーとして振る舞えても、現実の家族には説明できない問題が残るため、勝利だけでは心の傷は解消しない。チーム戦の連携は、互いの能力を補う技術であると同時に、弱さを見せても見捨てられない関係の比喩になっている。雨や通信画面の向こうにいる仲間を通じて、顔を合わせることだけが絆ではないという現代的な青春像が描かれている。

読み方・略称・英題

僕らの雨いろプロトコル / 僕らの雨色プロトコル

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