1990年代 / 全26話

無限のリヴァイアス

『無限のリヴァイアス』は、1990年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はサンライズ。主放送局・系列はTX。放送期間は1999年10月6日 - 2000年3月29日。話数は全26話です。

あらすじ・ネタバレ

西暦2225年、航宙士を目指す少年少女たちは訓練ステーション・リーベ・デルタで暮らしていた。太陽のコロナフレアが生んだゲドゥルトの海は地球圏を覆い、ステーションが事故で沈下を始めたとき、相葉昴治たち487人の訓練生は、隠されていた航宙可潜艦リヴァイアスへ乗り込む。大人の救助がないまま宇宙を漂流する少年少女たちは、食料、燃料、役割、規律をめぐって対立し、艦内では権力を握る者と従う者が生まれていく。昴治は弟の祐希や幼なじみのあおい、謎の少女ネーヤと関わりながら、長い旅を生き延び、艦に隠された軍事機密と自分たちが狙われた理由を知る。

豆知識・雑学・よくある質問

本作は閉鎖空間の宇宙船を舞台にした少年少女の群像劇で、敵との戦闘よりも、共同体のルールや恐怖が人間関係を変えていく過程に重点を置く。487人という大人数は一つの仲間集団ではなく、年齢、能力、所属、家族関係によって複数の派閥に分かれる。リヴァイアスは宇宙船であると同時に、食料配給、教育、治安、娯楽を自分たちで運営しなければならない小さな社会だ。ヴァイタル・ガーダーなどの大型兵器やゲドゥルトの海が外部の危険を示す一方、内部の疑心暗鬼と情報操作が、より身近で逃げにくい脅威として描かれている。

視聴者の感想・考察まとめ

昴治が抱える最大の問題は、正しいリーダーになれるかではなく、誰かを傷つけずに共同体を維持できる答えが存在するのかという点にある。恐怖で統制すれば秩序は保てるが、自由を奪われた人々の不満は蓄積し、自由に任せれば弱い者が犠牲になる。弟の祐希との確執や、あおいとの関係も、個人的な感情が集団の政治と切り離せないことを示す。漂流する若者たちは大人の不在を嘆くだけでなく、大人が作った制度の矛盾を再現してしまう。だからこそ、最後に必要なのは誰か一人の支配ではなく、他者の恐怖と弱さを認めた上で、責任を分担する社会を作ることだと読める。

読み方・略称・英題

むげんのリヴァイアス / Infinite Ryvius

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