2010年代 後半 / 全12話

猫なんかよんでもこない。

『猫なんかよんでもこない。』は、2010年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はダブ。主放送局・系列はBS朝日。放送期間は2015年10月3日 - 12月18日。話数は全12話です。

あらすじ・ネタバレ

プロボクサーを目指して練習する『オレ』の部屋に、兄が二匹の猫を連れてくる。世界を目指す自分に猫の世話は必要ないと思っていたが、猫たちは彼の生活へ入り込み、食事や掃除、病気の心配を通じて、少しずつかけがえのない家族になっていく。ボクシングの試合や仕事で思うように結果が出ない時も、猫たちは人間の事情を知らず、いつものようにそばにいる。猫が逃げたり体調を崩したりする出来事を経験し、主人公は自分が世話をしているつもりで、実は猫たちに孤独から救われていたことに気づく。実話をもとにした漫画のアニメ化で、夢を追う男と二匹の猫の日常、別れの痛み、家族として暮らした時間を描く。

豆知識・雑学・よくある質問

テレビ大阪公式は、本作を二匹の猫とダメボクサーの実話漫画をアニメ化した作品として紹介している。よくある質問の『猫は最初から好きだったのか』については、主人公は当初、世話を押しつけられたと感じており、猫を飼う準備ができていたわけではない。猫の名前や性格、食事、病院通いなど、暮らしの具体的な細部が物語を作るため、猫を飼った経験がある人ほど共感しやすい。二匹は人間の言葉で長く話すキャラクターではなく、鳴き声、表情、距離の取り方で感情を示す。ボクシングの夢と猫との生活が並行することで、成功だけを追う人生と、誰かの命を守る日常の価値が対比される。かわいい動物作品でありながら、病気や別れも避けずに描く点が特徴である。

視聴者の感想・考察まとめ

主人公は、猫を飼えば自由を失うと思っていた。しかし猫は彼の夢を邪魔する敵ではなく、敗北して帰ってきた時にも、成功して浮かれている時にも同じように存在する。その変わらない態度が、他人の評価や試合結果に揺れる人間へ、生活の基準を与える。猫を世話することは一方的に与える行為ではなく、相手の体調や気分を観察し、予定を変え、時には自分の時間を譲ることでもある。主人公が成長するのは、ボクシングが上達したからだけでなく、弱い存在を守る責任を引き受けたからだろう。タイトルの『よんでもこない』には、猫の気まぐれさと、呼べば来る関係だけが愛情ではないという含みがある。別れを経験した後も、猫と暮らした時間が主人公の中に残り、家族になるとは所有することではなく、共に過ごした記憶を背負うことだと感じさせる。

読み方・略称・英題

猫なんかよんでもこない。(ねこなんかよんでもこない)

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