2010年代 前半 / 全4話

猫物語(黒)

『猫物語(黒)』は、2010年代 前半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はシャフト。主放送局・系列は独立局。放送期間は2012年12月31日(特別番組)。話数は全4話です。

あらすじ・ネタバレ

高校三年生の阿良々木暦が、ゴールデンウィーク中に怪異に襲われたクラスメイト羽川翼の秘密を知り、彼女を救おうとする過去の物語である。羽川は優等生として振る舞いながら家庭の不和や怒りを抱え、その感情が障り猫という怪異の形で現れる。暦は吸血鬼の力を残したまま、忍野メメの助言を受けて怪異の原因を探るが、羽川本人が自分の苦しみを認めない限り、力ずくでは解決できない。夜の街で続く異変が二人の関係を変えていく。

豆知識・雑学・よくある質問

黒猫の怪異は、羽川が表面上の良い子であり続けるために切り離した怒りや嫉妬を代わりに引き受ける存在として描かれる。羽川の知識や冷静さは長所である一方、家族の問題を我慢し他人へ迷惑をかけないようにすることで、自分の感情をなかったことにしていた。暦の視点で進む物語でも、彼がすべてを理解できるわけではなく、忍野が怪異と人間の境界を説明する。怪異退治の戦闘より、会話と告白と家庭の空気が恐怖を生む点が特徴である。

視聴者の感想・考察まとめ

羽川を助けるとは、彼女の怒りを消して元の優等生へ戻すことではなく、怒ってもよい人間だと自分で認められるようにすることだと考えられる。暦は正義感から介入するが、相手を救うことと自分が必要とされたい気持ちは完全には分けられない。怪異は心の問題を外に出す便利な比喩ではなく、見ないふりをした感情が現実を壊す危険の表現でもある。感想としてはシリーズの時系列上の過去を描きながら、羽川と暦の距離や忍との関係を深く掘り下げ、怪異譚と青春の痛みを同時に味わえる作品である。

読み方・略称・英題

ねこものがたり(くろ)、猫物語 黒

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