1990年代 / 全26話

神秘の世界エルハザード

『神秘の世界エルハザード』は、1990年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はAIC。主放送局・系列はTX。放送期間は1995年10月6日 - 1996年3月29日。話数は全26話です。

あらすじ・ネタバレ

高校生の水原誠は、学校で起きた不思議な事件をきっかけに、藤沢先生、陣内克彦、そして謎の少女・イフリータとともに異世界エルハザードへ飛ばされる。そこでは人間のロシュタリア王国と、昆虫の姿をしたバグロム族が戦争を続けていた。誠は特殊な力を持つ巫女たちや王女ルーン・ヴェーナスと出会い、元の世界へ帰る方法を探しながら、エルハザードを脅かす古代兵器と陣内の野望に立ち向かう。異世界の冒険、三角関係めいた恋愛、敵味方の思惑が絡み合い、誠たちは自分たちがこの世界へ呼ばれた理由を知っていく。

豆知識・雑学・よくある質問

AIC制作の異世界ファンタジーで、剣と魔法の王国に巨大ロボットや古代文明の遺産を組み合わせている。誠は争いを好まないが、触れたものの性質を変える能力を持ち、戦闘員ではない立場から事件を動かす。藤沢先生は酒好きで頼れる大人、陣内は誠への対抗心をこじらせた策略家、イフリータは兵器として作られながら人間らしい感情を獲得していく存在として配置される。異世界へ行けば願いが叶うのではなく、現地の政治や種族対立に責任を持って関わる必要がある点が、単純な逃避型ファンタジーと異なる。

視聴者の感想・考察まとめ

エルハザードの戦争は、人間とバグロムという外見の違う種族が互いを理解できないまま、歴史的な恐怖を再生産している構図として読める。誠はどちらかの王に忠誠を誓う英雄ではなく、相手の言葉を聞き、戦争を続ける理由そのものを問い直す立場になる。イフリータの葛藤は、兵器に心があるかという問題だけでなく、誰かに役割を決められた存在が自分の意思で生きられるかという問いでもある。異世界から帰ることが目的でも、そこで出会った人々を見捨てれば元の生活には戻れない。旅を通じて、居場所は生まれた場所ではなく選び取った関係の中にできると示されている。

読み方・略称・英題

しんぴのせかいエルハザード / エルハザード

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