2010年代 後半 / 全12話

終わりのセラフ

『終わりのセラフ』は、2010年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はWIT STUDIO。主放送局・系列はTOKTO MXほか。放送期間は2015年4月4日 - 6月20日。話数は全12話です。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

未知のウイルスによって大人が死に絶え、地下で暮らしていた人間の子どもたちは吸血鬼に支配される。百夜優一郎は家族同然の仲間たちと脱出を試みるが、ミカエラを残して一人だけ地上へ逃げ延び、吸血鬼への復讐を誓う。数年後、優一郎は日本帝鬼軍の吸血鬼殲滅部隊に入り、仲間の君月や与一や三宮と鬼呪装備を使って戦う。だがミカエラは吸血鬼側で生きており、二人の再会は敵味方の境界を揺さぶる。世界を滅ぼした病と終わりのセラフ計画の背後には、人間や吸血鬼や天使を利用する組織の思惑があり、優一郎は復讐だけでは仲間を救えないと知る。終末世界の戦闘と家族を求める少年の物語を重ねたダークファンタジーである。

豆知識・雑学・よくある質問

吸血鬼は人間を管理する支配者として登場するが、全員が同じ思想を持つわけではなく、貴族の階級や古い秩序の中で動いている。人間側の日本帝鬼軍は刀や銃だけでなく、鬼を宿した武器である鬼呪装備を使って対抗する。装備は強い意志を持つ鬼との契約によって力を発揮するため、使用者の心が弱れば誘惑や暴走の危険がある。優一郎の名前にある百夜は、彼が失った家族やミカエラとの記憶と結び付く重要な要素だ。終末世界の軍服や地下都市や吸血鬼の貴族社会など、異なる文化を配置することで、単純な人間対怪物ではない対立を作っている。題名のセラフは聖書的な天使を連想させるが、救済の象徴であると同時に、人を兵器に変える計画の名前でもある。

視聴者の感想・考察まとめ

優一郎は吸血鬼を憎むことで生き延びてきたが、ミカエラが吸血鬼になっている事実を知ると、敵を一括りにする復讐の論理が崩れる。二人の関係は友情や家族愛だけでなく、相手を救うためなら世界の秩序に逆らうという危うい執着も含んでいる。人間側も正義を掲げながら子どもを実験や戦争に利用し、吸血鬼側も支配の中で家族や仲間を守ろうとするため、善悪は立場だけでは決まらない。鬼呪装備が力を与える代わりに心へ入り込む設定は、復讐心が本人を強くする一方で、人間性を奪う危険を象徴する。派手な戦闘を追いながら、世界を救うより先に目の前の家族を取り戻したいという個人的な願いが、物語を動かす核になっている。

読み方・略称・英題

終わりのセラフ / Seraph of the End

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