2010年代 前半 / 全24話

絶園のテンペスト

『絶園のテンペスト』は、2010年代 前半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はボンズ。主放送局・系列はMBS。放送期間は2012年10月4日 - 2013年3月28日。話数は全24話です。

あらすじ・ネタバレ

不破真広は何の罪もない妹の愛花を殺した犯人を探し復讐するため行方を追っていた。一方で親友の滝川吉野は愛花と恋人関係にあったことを隠しながら静かな日常を送っていたが真広に危機を救われたことから復讐劇へ巻き込まれる。孤島へ流された魔法使い鎖部葉風は一族が復活させようとする絶園の樹を止めるため真広たちに協力を求める。世界各地で起きる樹の異変と愛花の死の謎がつながり吉野は友情と恋と世界の命運の間で選択を迫られていく。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は城平京の小説をもとに左有秀と彩崎廉が漫画化した作品でシェイクスピアの戯曲や引用を思わせる言葉が物語の雰囲気を作る。世界には魔法を操る鎖部一族と巨大な樹木の力が存在し始まりの樹と絶園の樹の対立が文明そのものを揺さぶる。葉風は強力な魔法使いでありながら孤島に閉じ込められ現地の樹の実を使って遠隔で魔法を行使する。真広は行動力と戦闘力で謎へ迫り吉野は冷静な交渉と観察で彼を支える。公式紹介でも愛花殺害の犯人を追う真広と吉野が葉風のメッセージをきっかけに異変へ関わる構図が示されており個人的な事件と世界規模の危機を同時に進める構成が特徴である。

視聴者の感想・考察まとめ

真広は妹を殺した犯人に復讐することだけを目的にしているように見えるが愛花の恋人だった吉野との間には彼女をめぐる隠し事がある。友情を守るための嘘は真広を裏切る可能性を持ち復讐の正当性そのものを揺らす。葉風と一族の対立は魔法の強さを競う戦いではなく世界を救うために何を犠牲にするかという政治的な選択でもある。絶園の樹と始まりの樹は破壊と秩序の単純な善悪ではなくどちらも人間の思惑に利用される力として描かれる。登場人物が引用する悲劇の言葉は運命に従うのか自分で因果を断ち切るのかを問いかけ愛花の死を知ることが世界の救済と矛盾しうる物語へ深みを与えている。

読み方・略称・英題

ぜつえんのテンペスト / Blast of Tempest

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