2010年代 後半 / 全12話

BEASTARS(第1期)

『BEASTARS(第1期)』は、2010年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はオレンジ。主放送局・系列はCX。放送期間は2019年10月10日 - 12月26日。話数は全12話です。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

肉食獣と草食獣が共存するチェリートン学園で、アルパカのテムが何者かに食い殺される。演劇部のハイイロオオカミ、レゴシは、事件の夜に自分が草食獣を襲いかけた記憶に苦しみ、周囲からも犯人ではないかと疑われる。彼は裏市や学園内の派閥に関わりながら、ウサギのハルに惹かれていくが、その感情には恋だけでなく捕食欲も混じっていた。一方、演劇部のスターであるアカシカのルイは、肉食と草食の社会を変えたいという野心を抱く。調査が進むにつれて学園の秩序の裏側が見え、レゴシは自分の本能と向き合いながら、ハルを守るため危険な選択をする。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は板垣巴留の漫画で、動物の姿を借りているが、扱われる問題は差別、偏見、恋愛、階級、自己認識など人間社会にも通じる。肉食獣は体格と牙を理由に警戒され、草食獣は弱者として保護される一方、裏市では肉が流通するという矛盾した制度が存在する。レゴシは大型の肉食獣でありながら内向的で、ルイは草食獣でありながら強い支配欲を持つなど、外見と内面を反転させる人物造形が多い。第1期はCGアニメーションを採用し、動物の体格差や動きを活かした演出も特徴になっている。

視聴者の感想・考察まとめ

食殺事件は単なる犯人当てではなく、「共存できている」という社会の建前を壊す装置になっている。レゴシがハルを好きになるほど、優しさと捕食者の本能を切り離せなくなるため、恋愛がそのまま倫理的な問いへ変わる。ルイの強さも、草食獣として弱く見られることへの反発と、傷つきたくない自尊心から生まれている。レゴシがすぐに理想の共存へ到達しない点が現実的で、恐怖や欲望を抱えたまま相手を理解しようとする姿に説得力がある。動物アニメの可愛らしさを入口に、社会の境界線を考えさせる重い青春劇として印象に残る。

読み方・略称・英題

BEASTARS/ビースターズ

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