2010年代 後半 / 全12話

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-

『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』は、2010年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はA-1 Pictures。主放送局・系列はTOKYO MX、BS11ほか。放送期間は2016年10月9日 - 12月25日。話数は全12話です。

あらすじ・ネタバレ

吉祥寺でオカルトまとめブログ「超常科学キリキリバサラ」を運営する我聞悠太は、アクセス数と広告収入を増やすため刺激的な記事を探していた。彼の周囲には、女子高生の成沢稜歌、オカルト研究者の橋上サライ、霊媒師の相川実優羽、新聞部員の西園梨々花、刑事の森塚駿ら、異なる立場の人物が集まっていく。やがて吉祥寺で不可解な連続死亡事件が起こり、彼らが見聞きしたオカルト現象や都市伝説が、単なる噂ではなく現実の計画と結び付いていることが明らかになる。ラジオ、動画、掲示板、科学研究など複数の情報が錯綜し、登場人物たちは自分たちが誰かに誘導されている可能性に気づく。軽口の多い日常から一転して、死と意識をめぐる大きな陰謀へ進む群像ミステリーである。

豆知識・雑学・よくある質問

物語には超能力、幽霊、UFO、占い、科学研究など異なるオカルト要素が登場するが、それぞれが独立した怪談ではなく、情報の受け取り方や信じる行為の違いとして描かれる。悠太は自称ニートのブロガーで、現実を茶化すような態度を取る一方、アクセスを得るためなら危険な情報にも近づく。サライは科学的な証拠を重視し、実優羽は人の感情や霊的な気配を感じ取るなど、登場人物ごとに真実へ迫る方法が違う。大量の台詞と速い展開が特徴で、会話の中に伏線や人物の秘密が埋め込まれている。連続死亡事件の被害者数や死体の扱いは、都市伝説を娯楽として消費する側にも責任があることを突きつける。科学とオカルトを単純に対立させず、どちらも観測できないものを説明しようとする営みとして並べている点が作品の個性である。

視聴者の感想・考察まとめ

悠太は最初、オカルトを本気で信じているというより、注目を集める道具として利用している。しかし事件が自分の生活や仲間の命に関わると、面白い記事にするか、誰かを助けるために情報を使うかの選択を迫られる。ネット上の噂は真実へ近づく手がかりにもなるが、拡散された瞬間に誰かを傷つけ、証拠のない物語を現実のように変えてしまう。登場人物たちはそれぞれ不完全な情報しか持たないため、一人の天才がすべてを解決するのではなく、違う視点を持ち寄る必要がある。死者や意識を数値として扱う計画は、人間をデータに置き換えられるという思想の危険性を示す一方、意識を理解したいという科学の欲望も単純に悪ではない。混乱した群像劇の構造そのものが、情報社会で真実を見つける難しさを体験させる仕掛けになっている。

読み方・略称・英題

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン- / オカルティックナイン

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