2000年代 後半 / 全25話

PandoraHearts

『PandoraHearts』は、2000年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はXEBEC。主放送局・系列はTBS。放送期間は2009年4月2日 - 9月24日。話数は全25話です。

あらすじ・ネタバレ

貴族の少年オズ=ベザリウスは、成人の儀式の日に罪人の牢獄アヴィスへ落とされ、そこで黒いウサギの姿をしたチェイン、アリスと契約します。オズは現実の世界へ戻った後、アリスの失われた記憶を探すため、レイヴンことギルバートやブレイクたちと行動します。アヴィスの時間は現世と異なり、過去の悲劇やサブリエの悲劇が現在の人々を縛っています。オズは自分がなぜアヴィスへ送られたのか、アリスが何者なのかを追ううち、家族の秘密と、自分が存在することの意味に向き合うことになります。

豆知識・雑学・よくある質問

アヴィスは、罪を犯した者や契約に関わる者が落とされる異空間で、そこに暮らすチェインは人間の願望や恐怖と結び付いた怪物です。契約者はチェインの力を借りられますが、その代わりに体内の時計が進み、一定の時間が経つとアヴィスへ引き戻されます。懐中時計、鎖、薔薇、ウサギ、鏡などのゴシックな意匠が、時間と記憶、罪の象徴として繰り返し登場します。題名のPandoraHeartsは、ギリシャ神話のパンドラの箱を思わせる禁忌と、心の中に閉じ込められた記憶を結び付けた言葉です。童話的な外見と、家族の虐待や殺人を含む暗い過去の落差が作品の魅力です。

視聴者の感想・考察まとめ

オズは明るく振る舞い、どんな出来事も楽しもうとしますが、その笑顔の裏には自分が生きていてよいのかという罪悪感があります。アリスは記憶を失っているため、過去の自分を知ることが存在の証明になりますが、過去の記憶が必ずしも幸せをもたらすとは限りません。ギルバートは主人への忠誠を支えに生きてきたため、自分の意思で選ぶことを恐れています。登場人物たちは、記憶を取り戻せば本当の自分になれると思いながら、忘れることで生き延びてきた部分も抱えています。罪と罰、家族に受け継がれる暴力、他者との契約を描き、過去を知ることと過去に支配されないことの違いを問いかけるゴシックファンタジーです。

読み方・略称・英題

PandoraHearts、パンドラハーツ

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