月刊コミック電撃大王 / 通常連載

マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス rising

『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス rising』は、月刊コミック電撃大王の連載作品。作画はROHGUN、原作はアージュ。連載期間は2012年7月号 - 2016年7月号、全6巻・全27話。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

アラスカのユーコン基地で次世代戦術機の開発が進む一方、世界各地ではBETAとの戦争が続いていた。テストパイロットや整備担当者たちは、国ごとに異なる戦術機と思想を持ち寄り、プロミネンス計画の中で新型機の性能を競い合う。ユーコンへ集まった兵士たちは、単に機体の優劣を争うだけではなく、戦場で生き残るための操縦技術、部隊運用、共同作戦の方法を試される。ユウヤ・ブリッジスは、自分の出自や過去へのわだかまりを抱えながら、篁唯依をはじめとする各国のパイロットと関わり、戦術機を操る者として成長していく。訓練と開発の舞台は、BETAの襲撃によって現実の戦場へ変わり、研究成果を守ることと仲間を生還させることの両方が求められる。理想の新型機を作る競争は、やがて人類の未来を左右する実戦と、パイロットたちの信頼をめぐる物語へ発展する。

豆知識・雑学・よくある質問

吉宗鋼紀(ixtl/âge)原作、ROHGUN作画のコミックで、『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』の世界を漫画向けに描いた作品。プロミネンス計画、ユーコン基地、次世代戦術機開発という舞台を共有し、BETAとの戦争とパイロットたちの人間関係を並行して描く。よくある質問として、前のトータル・イクリプス漫画と同じ内容なのかという点では、同じスピンオフ世界を基にしながら、媒体ごとに焦点や構成が異なるコミカライズである。戦術機の開発は、単なる機体のスペック競争ではなく、各国の軍事技術・政治・操縦者の適性を結びつける計画。タイトルのrisingは、パイロットや機体が限界から立ち上がることも連想させる。

読者の感想・考察まとめ

新型戦術機は、兵器として高性能であるだけでは実戦で役に立たない。パイロットの身体感覚、整備員の判断、指揮官の作戦、国同士の信頼が揃って初めて性能を引き出せる。risingでは、機体を開発する技術者と操縦する兵士の距離が近く、戦術機が人間の経験を蓄積する場所として描かれる。ユウヤの成長も、単に強い機体を乗りこなすことではなく、異なる背景を持つ仲間を理解し、自分の過去を戦場での判断から切り離さないことにある。BETAという意思疎通の困難な敵を前にすると、人類同士の対立は無意味にも見えるが、各国の違いが技術の多様性を生み、結果的に生存の可能性を広げる。戦争と開発競争を、個人の成長と国際協力の物語へつなげた作品である。

読み方・略称・英題

トータル・イクリプス rising

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