月刊コミック電撃大王 / 通常連載

表情が一切わからない白銀さん

『表情が一切わからない白銀さん』は、月刊コミック電撃大王の過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)はByte。連載期間は2020年7月号 - 2022年12月号。

あらすじ・ネタバレ

風紀委員を務める白銀さんは、いつも仮面をつけて学校生活を送っているため、周囲の人は彼女の表情を読み取れない。四谷五樹は、仮面の奥にある感情がわからないにもかかわらず、白銀さんに惹かれ、彼女へ近づくため風紀委員の活動にも関わるようになる。白銀さんの反応は、声や仕草、わずかな行動から推測するしかなく、四谷の勘違いと観察が恋愛コメディを生む。好きなアイドルのアニマちゃんに会う出来事や、後輩の篠崎さんからの告白も起こるが、四谷の気持ちは白銀さんから離れない。仮面をつけている理由と、表情を見せられない彼女の本心が少しずつ明らかになり、二人は外見や表情だけに頼らず相手を理解する関係へ進んでいく。

豆知識・雑学・よくある質問

作者はByte。第26回電撃コミック大賞の銀賞受賞作として『月刊コミック電撃大王』で連載され、KADOKAWAの電撃コミックスNEXTから全4巻で完結した。白銀さんは風紀委員で、仮面を常用するという特徴から「目隠れ」ラブコメディとして紹介されている。第4巻では、四谷がアニマちゃんとの出会いや後輩からの告白に揺れながらも、以前から決めていた相手への気持ちを示す。仮面は単なるキャラクターの目印ではなく、表情を読まれることへの不安や、感情を言葉にしにくい人物を表現する装置になっている。読者も四谷と同じく、絵の小さな変化や行動から白銀さんの気持ちを推測する構成を楽しめる。

読者の感想・考察まとめ

恋愛漫画では表情が感情を伝える重要な手がかりになるが、白銀さんはその手がかりを隠している。そのため四谷は、相手の顔を見て安心する代わりに、声の調子、距離、行動のタイミングを観察しなければならない。これは「わかりやすい好意」だけを恋愛の証拠にしない関係を描く仕掛けだろう。一方で、相手の気持ちを勝手に解釈するだけではすれ違いが生じるため、最後には推測ではなく本人の言葉を聞く必要がある。仮面を外すことがそのまま問題の解決になるのではなく、仮面をつけたままでも相手を尊重できるかが大切になる。アイドルや後輩という別の好意の可能性を置くことで、四谷の気持ちが外見への興味ではなく、白銀さんと積み上げた時間に根ざしていることも強調されている。

読み方・略称・英題

ひょうじょうがいっさいわからないしろがねさん

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