月刊コミック電撃大王 / 通常連載

近畿地方のある場所について

『近畿地方のある場所について』は、月刊コミック電撃大王の連載中作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)は碓井ツカサ。原作者などは背筋です。連載期間は2024年1月号 - 連載中。

あらすじ・ネタバレ

オカルト雑誌の編集者だった小沢は、近畿地方のある地域にまつわる怪談を取材していた。しかし彼は失踪し、同僚の「私」はその行方と、取材していた場所の正体を追うことになる。調査のために集められるのは、少女失踪事件を報じる週刊誌の記事、匿名掲示板の怖い話、読者から届いた手紙、心霊スポットに関する記録など、形式も信頼性も異なる断片だ。それらを読み進めるうち、別々に見えた怪異が同じ地域へつながり、失踪事件の背後にある恐ろしい存在が浮かび上がる。モキュメンタリー形式で情報そのものを恐怖に変えるホラー漫画。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は背筋、漫画は碓井ツカサ。KADOKAWAからコミック版が刊行され、原作小説をもとにしたメディアミックス作品として展開している。物語は通常の小説の地の文だけでなく、記事、掲示板、手紙などを組み合わせて構成されるため、読者が資料を調査しているような感覚を味わえる。場所の名前は意図的に伏せられ、「●●●●●」という表記で示される。よくある質問として実在の地域がモデルかという点があるが、作中の怪異と地域の結び付きはフィクションとして構成されており、現実の場所を断定する読み方には注意が必要。

読者の感想・考察まとめ

この作品では、恐怖を直接見せるより、複数の断片が偶然つながってしまう過程を見せる。ひとつひとつの記事や投稿は、単独なら噂や誤情報に見えるが、同じ場所を指していると分かった瞬間、読者は情報を集めた自分自身も調査の当事者だと感じる。小沢を探す「私」の行為は、失踪者を救うための調査である一方、怪異をさらに拡散する行為にもなり得る。読者が真相を知りたいという欲望で資料を読み続けるほど、禁忌に近づいてしまう構造が、題名の曖昧さとモキュメンタリーの不安感を強めている。

読み方・略称・英題

近畿地方のある場所について / きんきちほうのあるばしょについて

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