月刊アフタヌーン / 通常連載

PAX 国民幸福管理局

『PAX 国民幸福管理局』は、月刊アフタヌーンの通常作品として記録されている漫画です。出版社は講談社。作者(作画)は丸木戸マキ。連載期間は2026年5月号 - 連載中。

あらすじ・ネタバレ

国民の幸福が「PAX」と呼ばれる数値で測定できるようになった近未来の日本。幸福管理局の特別対応室に抜擢された百道は、元警察官の六渡と組み、幸福に関わる事件の解決に挑む。二人は性格も仕事の進め方も噛み合わない凸凹コンビだが、数値が高い人が必ず幸せとは限らず、低い人が助けを求めているとも限らない。PAXの変動、本人の証言、周囲の人間関係を手掛かりに、百道と六渡は制度の裏に隠れた事情を探っていく。幸福を行政が管理する社会で、測れる感情と測れない人生の境界を描くバディ・ミステリーである。

豆知識・雑学・よくある質問

幸福を数値化する設定は、健康診断や満足度調査のように状態を可視化する便利さと、数字で人間を評価する危うさを同時に持つ。高いPAXが就職や信用、支援の優先順位に影響するなら、数値を上げるために本音を隠したり、他人の評価を操作したりする人も現れるだろう。元警察官の六渡は捜査と危機対応の経験を持ち、百道は幸福管理局の制度側の視点を担う。異なる専門性を持つ二人の組み合わせにより、一つの事件を感情面と捜査面から調べる構造になっている。

読者の感想・考察まとめ

幸福は本人の内面だけでなく、家族、仕事、健康、住環境、社会との関係によって変化する。その複雑な状態を一つの数値にまとめると、比較や行政判断はしやすくなるが、数字に表れない苦しみは見落とされる。百道と六渡が事件を解く過程では、PAXを上げることが本当の救済なのか、それとも本人が数値から自由に選べることが救いなのかが問われるはずだ。ミステリーの謎解きと同時に、幸福を誰が定義し、誰が管理するのかを考えさせる作品である。

読み方・略称・英題

パックス こくみんこうふくかんりきょく / PAX

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