週刊少年マガジン / 通常連載

ROSE HIP ZERO

『ROSE HIP ZERO』は、週刊少年マガジンの年別掲載作品一覧作品として記録されている漫画です。出版社は講談社。作者(作画)は藤沢とおる。原作者などは-です。連載期間は2005年21号 - 2006年15号。

あらすじ・ネタバレ

テロ対策専門チーム外事四課のエースだった鬼道恭二は、追っていたテロ組織ALICEによって妹を失い、失意の中で職を辞めていた。 しかし日本に再びALICEの影が現れたことで、鬼道は捜査の現場へ戻ることになる。 班長から与えられた特殊任務は、十四歳の少女・朝倉かすみとコンビを組むことだった。 かすみは年齢からは想像できない高い戦闘能力を持ち、銃器や格闘技を使いこなす一方、普通の少女としての感情や記憶にも複雑な問題を抱えている。 鬼道は妹を救えなかった過去への罪悪感と、テロリストを追う憎しみを抱えながら、かすみを危険な任務に関わらせることに葛藤する。 かすみはALICEと深い関係を持つため、捜査対象として疑われる立場でもあり、鬼道が彼女を信用できるかどうかが二人の関係を左右する。 事件では爆破、襲撃、潜入、情報戦などが起こり、敵の位置を突き止めるだけでなく、一般市民を巻き込まずに脅威を止める判断が求められる。 戦闘能力の高いかすみが前線に立ち、経験豊富な鬼道が捜査と作戦を支えることで、二人は互いの欠けた部分を補っていく。 しかし、かすみの過去やALICEの目的が明らかになるほど、彼女が被害者なのか加害者なのかという境界は曖昧になる。 鬼道は任務を優先すればかすみを利用することになり、彼女を守ろうとすれば組織の命令に背く可能性がある。 少女が銃を持って戦う派手なアクションの裏側には、子どもを兵器として扱う大人たちの責任や、過去を奪われた者が人間らしさを取り戻す物語がある。 鬼道もまた、復讐だけを目的にしていた捜査官から、目の前の少女の未来を守ろうとする大人へ変わっていく。 スピード感のある銃撃戦と警察捜査、少女の成長、テロ組織をめぐる謎を組み合わせたアクションサスペンスである。 かすみは圧倒的な戦闘能力を持つ一方で、自分の過去を自分の言葉で語れない。 大人たちは彼女を特殊な兵器として扱い、任務の成功だけを評価するが、鬼道は彼女が恐怖や寂しさを抱えた一人の少女であることに気づいていく。 銃撃や格闘の場面では、二人の信頼が深まるほど連携が洗練され、孤独な戦士がチームの一員へ変わっていく過程が示される。 二人が選ぶ未来に、アクション以上の緊張感が生まれる。

豆知識・雑学・よくある質問

鬼道自身も復讐のために捜査へ戻ったため、かすみを守ることは自分の憎しみを見つめ直すことになる。 かすみが失った過去を取り戻すことは、同時に傷ついた記憶へ向き合うことでもある。

読者の感想・考察まとめ

鬼道とかすみのコンビは、経験豊富な捜査官と若い特殊技能者という対照から始まります。テロ対策では犯人を制圧する力だけでなく、情報を集め、被害を予測し、一般人を巻き込まない判断が必要です。妹を失った鬼道の復讐心と、かすみの未熟さがぶつかることで、任務を遂行することと人間を守ることの意味が問われます。

読み方・略称・英題

ROSE HIP ZERO/ローズヒップゼロ

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