2000年代 後半 / 全1話
ルパン三世 霧のエリューシヴ
『ルパン三世 霧のエリューシヴ』は、2000年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はテレコム・アニメーションフィルム。主放送局・系列はNTV。放送期間は2007年7月27日(特別番組)。話数は全1話です。
シリーズ作品・関連作品
あらすじ・ネタバレ
ルパン三世は、幻の宝を求めて北海道の霧に包まれた町へ向かうが、銭形警部との追跡中に不思議な装置へ巻き込まれ、過去の時代へ飛ばされてしまう。そこでは、現在のルパンに似た盗賊の祖先と、霧の町に残る伝説が事件に関わっていた。ルパンは次元大介や石川五ェ門と合流し、峰不二子が狙う宝の由来を調べながら、現代へ戻る方法を探す。歴史を変える危険と、先祖から受け継がれた盗賊の知恵を巡り、銭形も時代を越えてルパンを追い続ける。霧と時間移動を使った冒険スペシャルである。
豆知識・雑学・よくある質問
「霧のエリューシヴ」は、道を隠す自然現象である霧と、過去と現在の境界を曖昧にする時間移動を重ねた題名として読める。よくある質問の「ルパンは過去を変えてしまわないのか」については、宝を盗むだけでなく、時間の流れや先祖の運命へ介入する危険があるため、仲間や銭形との追跡が歴史を守る役割にもなる。次元はどの時代でも銃の腕と現実的な判断でルパンを支え、五ェ門は古い時代の剣士とも異なる美学を見せる。不二子は宝の秘密を利用しようとするが、彼女の行動が歴史の鍵になることもある。北海道の風景や伝説、古い城や機械装置が、時代劇とSFを結び付けている。銭形が過去でも職務を続ける姿がシリーズらしい笑いを生む。
視聴者の感想・考察まとめ
ルパンの盗みは、現代の金庫を開ける技術だけでなく、歴史の中で誰が何を隠し、誰が伝説を作ったのかを読み解く行為になる。先祖のルパンに出会うことで、ルパンは自分の自由さが血筋だけで決まったのではなく、仲間との関係や時代ごとの選択で作られたと知る。銭形との追跡も、時間が変わっても続く宿命に見えて、実際には互いの存在を認めることで成立する遊びでもある。過去を美化して宝を手に入れるのではなく、そこに生きた人々の願いと犠牲を知ることで、ルパンは盗む物を選ぶ。感想としては、霧の町での怪異と時間旅行のワクワクを楽しみながら、家族や伝説から受け継ぐものを自分の意思で選び直す、異色のルパン冒険譚である。
読み方・略称・英題
ルパンさんせい きりのエリューシヴ
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