月刊コミック電撃大王 / 過去の連載作品(移籍)

我が家のお稲荷さま。

『我が家のお稲荷さま。』は、月刊コミック電撃大王の通常作品として記録されている漫画です。出版社はアスキー・メディアワークス。作者(作画)は松風水蓮。原作は柴村仁(原作)、放電映像(キャラクターデザイン)。連載期間は2007年4月号 - 2013年7月号。

あらすじ・ネタバレ

三槌家を守る土地神として祀られていた大妖狐・空幻は、才知に長ける一方でいたずら好きだったため、かつて神社に封じられていた。現代になり、三槌家の子孫である高上兄弟、昇と透のうち透が妖怪に狙われたことをきっかけに、空幻は封印を解かれて高上家の守り役となる。空幻は少年にも女性にも姿を変えられ、狐らしい気まぐれさと強大な力で敵を退けるが、人間の暮らしには不慣れで騒動も起こす。兄弟の周囲には、空幻と同じく人ならざる者や、彼らと関わる人々が集まり、学校や町の日常に妖怪の事件が入り込んでくる。逃げてきた鬼の少女シロちゃんを保護する話、灰色の狼人間の噂、呪われた刀・岩薙をめぐる騒動などを通して、兄弟と空幻は危険に巻き込まれながらも家族としての結びつきを深めていく。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は柴村仁、イラストは放電映像による電撃文庫作品で、第10回電撃小説大賞の金賞を受賞している。漫画化作品も複数あり、公式作品紹介では松風水蓮によるコミカライズなどが案内されている。「お稲荷さま」は作中で空幻が狐の姿や人の姿を取ることからも分かるように、狐や稲荷信仰を題材にした呼び名で、単純な神社紹介ではなく現代の妖怪ファンタジーとして描かれる。空幻は性別を固定せず姿を変えられる存在で、昇と透は兄弟でも性格や妖怪への向き合い方が異なる。よくある質問としては、空幻が高上家に来た理由は透を守るためであり、最初から家族同然だったわけではないこと、シロちゃんは鬼から逃げてきたため物語の危機を広げる重要人物であることが挙げられる。

読者の感想・考察まとめ

この作品の面白さは、守護神と被守護者の関係が、契約や役目だけで終わらず生活をともにする家族へ変わっていく点にある。空幻は圧倒的な力を持つのに、料理や買い物など人間社会の細かな規則には振り回される。その落差がコメディを生みつつ、妖怪を単なる敵ではなく、居場所や事情を持つ存在として見せている。兄弟の家は人間と妖怪が交差する境界だが、事件を解決するほど境界は薄くなる。いたずら好きの空幻が他者を守る選択を重ねることで、自由気ままに生きることと誰かを大切にすることの両立が描かれている。

読み方・略称・英題

わがやのおいなりさま

備考

『電撃コミックガオ!』から移籍

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